児童学 (金4)

開講テーマ ―子どもの多様な姿を追求する―

業目標

 「児童」と呼ばれる対象は、0歳から18歳までの広がりの中におかれています。この乳児、幼児、少年、青年と変化する「児童」の成長を、ただ個人の発達の相においてみるだけではなく、「歴史の中に現れてきた子ども」「文化の中に現れる子ども」「社会政策の中に現れた子ども」「法の中の子ども」などの、できるだけ多方面から取り上げて理解を深めます。さらに自分しか知らない、自分だけの過去史としての子ども、子育てや保育の中の子ども、昔話や現代小説に登場する子どもなどを取り上げ、不幸な事件に巻き込まれたりする子どものこともとりあげます。
こうした様々な様相を持って立ち現れる子ども像を通して、ただ、子どもを理解するだけではなく、そこから、今日の「大人」と呼ばれているもののあり方についても考えてゆきます。


授業計画

1. 子どもとは何か。いのちのイメージの再発見。
2.  4歳児の力。はじめてのおつかい。
3.  歌と子ども。わらべうた、子守歌、唱歌、童謡、アニメソングの歴史。
4. 絵本の魅力。お話から何を学ぶのか。
5.  親子、母子って何だ。児童虐待について。
6.  小学生とは何か。学ぶとはどういうことか。
7.  少年期を越えるとき。10歳の壁について。
8.  13歳問題を考える。大人へ向けての通過儀礼。13歳の物語。
9.  青春と歌。自分を表現する手段としての歌。若者言葉。
10. コルチャック先生と児童の権利条約を考える。
11. 少年法の問題を考える。
12. 子どもと動物物語。
13.  18歳選挙権を考える。
14. 宮崎駿のアニメの世界(その@)。 
15. 宮崎駿のアニメの世界(そのA)。 

授業方法

講義を中心とする。スライドやビデオを使い、映像を通して一緒に考える。


―2016年度 講義内容(シラバス)より―