児童文化と映像 (金4)

開講テーマ ― 映像で育つ子どもを考える ―
授業
目標

児童文化は、子どもの、遊び、民俗、伝統、保育、福祉、教育を含みつつ、さらに大人の文化に触発されながら、生活力を高め、文化的感性を産み出す創造的活動である。特に現代のマスメディアの発達、目を見張る電子玩具の進歩は、児童の文化に深い影響を与えてきた。保育の場、教育の場で、古今の児童文化の果たしてきた豊かな役割を考え、同時に今後の問題点を探る。
この講義では、とくに映像文化で育つ子どもたちのあり方を考える。テレビやビデオ、パソコンで育った子どもたちは、そうした文化から何を得てきたのか。さらにそういう文化を提供する物語の作者、制作者たちの背後の思想はどんなものだったのか、あわせて考える。


授業
計画

戦後の、テレビに登場する少年、少女のヒーロー像の変化を追い、なぜそういう変化が生じていったのか考える。「戦う子ども像」の変化にも注目したい。
1. 戦後は「ゴジラ」からはじまった。
2. 鉄腕アトムの誕生。
3. ウルトラマンとは誰だったのか。
4. アルプスの少女ハイジなど名作ものアニメについて。
5. 名作ものアニメと原作との違いを考える。
6. ディズニーとディズニーランドについて。
7. トイ・ストーリーと人形の世界について。
8. 宮崎駿の世界
9. 宮崎駿とサン=テグジュペリ
10. 宮沢賢治の世界を考える。
11. 日本アニメの外国での評価を考える。
12. クリスマスとサンタクロース
13. 動物物語は何なのか。
14. 宮崎駿 『ハウルの動く城』
15. 宮崎駿 『風立ちぬ』

授業
方法
講義を中心にするが、スライド、ビデオで多くの映像文化にも触れながら、文化史をたどり直す。


―2016年度 講義内容(シラバス)より抜粋―