応用演習U  (金3)

開講テーマ  ― ヨーロッパの文化の源にある「異形なもの」を考える―

授業目標


応用演習Iに続いて、「異類」「異形なもの」「変身話」を考える。
応用演習Iでは、古代から「異類」「神々」として恐れ、敬ってきたものが、形を変えて、蛇や魔物、妖怪、魔女や悪魔のような「異類」として扱われてきた歴史を学んできた。それを受けて、応用演習IIでは、その後の近代の歴史に表れた「異類」を学ぶことになる。近代は、科学の発達と、貨幣の発達の時代に入った。そうした、貨幣の力に支えられて、飛躍的に発展した実験・科学の中から生まれたさまざまな「モンスター」「怪物」「奇形」が、今度は「異類」として問題にされるようになってきた。ここでは、とくに児童文化、児童文学に現されたさまざまな「現代の異類」に焦点をあてて、その異類が訴えかける問題を学ぶ。そしてさらに、そういう学習が、現在の自然環境汚染によって創られてきているさまざまな「奇形」の問題を見直す視点ともクロスすることを、学ぶ。


授業計画


ここでは資本主義時代の物語の理解に進みます。近代科学の実験によって生まれた「怪物」から、遺伝子操作によって生み出される「モンスター」まで、幅広く、「異類」「異形」を取り上げる。
1. 「フリークス」とは何か
2. フランケンシュタイン
3. ガリバー旅行記
4. ドラキュラについて
5. 宝島・ジーキル氏とハイド氏
6. 美女と野獣のテーマ
7. 不思議の国のアリス
8. ピーターパン
9. 星の王子さま
10. オズの魔法使い
11. 雪の女王
12  ディスニーの世界@
13. ディズニーの世界A
14. ディスニーの世界B
15. 動物物語について


授業方法

講義とともに、ゼミ生個別の発表、グループや全体の討論も重要になる。
最後ミニ卒論作成。


―2016年度 講義内容(シラバス)より―