自著のご紹介


次の時代のための
吉本隆明の読み方


言視舎
 2012年5月31日

吉本隆明が不死鳥のように読み継がれるのはなぜか?

たんなる追悼や自分のことを語るための解説ではない、ステレオタイプの礼賛でもなく、もちろんクサすための批評でもない。
読めば新しい世界が開けてくる吉本論、大幅に増補して、待望の復刊!

―目次―


増補版 まえがきにかえて―「上から見る」ことと「横から見る」こと
まえがき

第一部 「座標」という発想のゆくえ  
 はじめに 「見えるもの」と「見ているものの位置」
 第一章 『マチウ書試論』 モチーフと発想
 第二章 『言語にとって美とはなにか』のモチーフ
 第三章 『心的現象論』をどう読むか
 第四章 「身体・生命・エロス」と神戸事件
 第五章 「おくれ」とは何か
 第六章 これから吉本隆明を「読む」ことをめぐって

第二部 「地図」を求めて 
 第七章 地図がわかるとはどういうことか
 第八章 『共同幻想論』と『古事記』
 第九章 『転向論』から『共同幻想論』まで
 第十章 『ハイ・イメージ論』と世界視線
 第十一章 「支え手」としての共同体

増補1 『共同幻想論』の中核のイメージー「閉ざされた共同体」の批判」
増補2 『論注と喩』の構造ー吉本隆明における「信」と「知」の調べ」」
解説「非国家論としての共同幻想論」ー滝川一廣

あとがき
増補版あとがき―原発事故ともう一人の「ガリレオの死」