自著のご紹介


              哲学の木 いのちの寓話
                      平凡社
                    2001年 3月
                    
 「いのち」って何だろう、なぜ大切なのだろう、どうして美しいと感じるのだろう。身近な木について見つめ考えながら、「いのち」の不思議さ、大切さが、心に染みわたる新しいスタイルの哲学
―目次―
まえがきー「カップリング」への視点を求めて                      

T木との出会い
 1 写真の木
 2 ブーバーの木
 3 「一枚の葉」への驚き−中学一年の理科の教科書から


U 描かれる木

 1 絵本の中の木
 2 バウム・テストの寓話
 3 炎の画家ゴッホの木
 4 詩の中の木

V 寓話としての木

 

W 思索の中の木

 1 「松」への想い
    ニーチェの「松」
     杜甫の「松」
     九鬼周造の「木」
 
2 二人の哲学者の「木」
    サルトルの「マロニエの木の根
    ハイデッガーの「柏の木」
 3 ヴァレリーの「樹についての対話」
 4 荘子の「無用の木」

X これからの木

 1 マクリントックのトウモロコシ
 2 NHK放映の「遺伝子・DNA」の映像化への違和感
 3 現代思想−この構造的カップリングを見る眼差し
 4 「からたちの花」の方へ

あとがき